日本酒「縁喜」や「志賀高原ビール」の醸造元、玉村本店の自社水田とホップ畑、ビール工場を見学してまいりました。
玉村本店は、創業文化ニ年(1805年)約220年の歴史を持つ酒蔵です。2004年からクラフトビールの醸造をはじめ、当ホテルでも、日本酒「縁喜」、「志賀高原ビール」を、夕食時に多くのお客様にたのしんでいただいております。
原料栽培風景や工場の設備、製造工程を見学することで、よりお飲み物のご説明を詳しくできるようにと参加いたしました。
■ビール工場
志賀高原ビールの醸造を始めて9月に20年を迎えるそうです。20年間値上げは一度もしていないとのこと、「いいものを適性な価格で届けよう」と並々ならぬ企業努力を感じます。
■仕込み蔵
松尾様が祀られる仕込み蔵にはいらせていただきました。屋根に雪がのり蔵温が5℃で安定する11月~3月しか仕込まないそうです。厳かな空気を感じます。
■自社水田
現在3か所あるうちの山田錦を栽培する水田を見学しました。奥に見えるのは、志賀高原の山々。田に張る水はもちろん、志賀高原から吹く「風」が、病害虫のつかない健康な稲を育ててくれるそうです。無農薬、ビール醸造ででる麦芽粕をから作る自家製堆肥を使い、自然な農法で酒米を蔵人自らが作り、酒造りをするのは、日本中探してもNEW ENGIシリーズだけとのことです。
■ホップ畑
この辺りは、昭和30年代は日本一のホップ産地でしたが、昭和37年の伊勢湾台風でホップ棚が倒壊し、再建できずに他の作物を作るようになったそうですが、19年前から自家製ホップの栽培を始めたそうです。信州早生、カスケードの2品種を栽培し、志賀高原ビール Fresh Hopシリーズはこの自家製ホップが使われています。
■NEW ENGI シリーズ
蔵人たち自らが、一切の農薬をつかわず、自家製堆肥を主とした有機肥料の使用も最低限に抑えた、自然な農法でつくった米だけをつかった酒です。お馴染み「縁喜」は「キレのある旨口の酒」、NEW ENGIは「キレイで力強い酒」。縁喜の旨口に慣れた方はびっくりするかもしれません。
・NEW ENGI 山恵錦 純米【6】
・NEW ENGI 山恵錦 純米【5】
・NEW ENGI 金紋錦 純米【5】
・NEW ENGI 金紋錦 純米【6】
・NEW ENGI 山田錦 純米【7】
酒米、精米歩合が異なる5種類を試飲させていただきました。それぞれ特徴が際立っていてどれも美味しかったです。
詳しくは
玉村本店公式HP
「NEW ENGIのこだわり」ページをご覧ください。
https://tamamura-honten.co.jp/?mode=f35
縁喜、志賀高原ビールは今までも自信を持ってお客様におすすめしておりましたが、原材料を作るところから製品として出荷するまでの醸造元社員の熱意や努力、こだわりをたくさん感じることができ、ますますおすすめいたします。当ホテルにご宿泊の際には、料理長の心のこもった料理とともに、志賀高原からの水や風で醸造された、この地でしか飲めない地酒とクラフトビールをお楽しみいただけたら幸いです。
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TEL.0269-34-2235