1,600mの志賀高原
ここにしかない
自然を過ごす。
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今日の志賀高原

奥志賀コース外

2021.01.11 |今日の志賀高原

志賀高原は整備されたコース以外のところは滑ってはいけないのが基本ですが、奥志賀は条件付きでOKをしています。
コースとの境にはロープが張られ、立入禁止になっていますが、ところどころにゲートがあり、その条件が書いてあります(写真を撮るのを忘れました)。
コース外に出るにはきちんとした装備(ビーコン、ゾンデ、スコップのことでしょうが、持っているかどうかも含め、経験を聞かれているのだと思います。)と、単独行の禁止、そして自己責任でゲートを通過すること、他等、と。

ここに書かれてはいませんが、実際に自分でやってみてわかったことは、
〇アルペンスキー(普通のゲレンデ用、レース用、等)の板では難しい、幅の広い浮力の大きい板の方がいい。
〇ゲレンデでちょっと上手いぐらいではきつい、とはいえこういう状況は経験がものをいうので、最初は簡単なところで練習してからくるか、つらい目に何度か会うのを覚悟する。
〇技術はもちろん、ラッセルするときも多いので、体力的にも優れていないと、ほんとにつらい。
ということです。
 

写真からも感じてもらえると思いますが、前回の投稿の一の瀬の写真と比べて、奥志賀は雪が多いのです。
シベリアから来た寒気が日本海でたっぷり湿気を含んで、日本ににやってきて、標高が上がるにつれて湿り気を落としながら雪を降らせるのが本州の雪の降り方です。上越で上陸した寒気は湿った雪をたっぷり落とし、野沢では少し乾いた雪をごっそり落とし、奥志賀はだいぶ乾いた雪をかなり落とし、それでも余った乾燥した雪が一の瀬や横手山でわずかに降るのです。
標高2000mの焼額山を超えるときにほとんどの雪が降りきってしまうので、奥志賀は雪が多く、一の瀬以南は雪が少ないのです。
 

奥志賀の第4リフトに乗っていると、そこを滑っている人が見られます。
この人たちも楽しそうに滑り降りていきました。

オフピステ、バックカントリー、そしてツリースキーという人もいます。
この辺は針葉樹が素晴らしくキレイです。一の瀬の山のような広葉樹の森ではないので比較的滑りやすいです。
とはいえ非圧雪で膝から太ももぐらいまで埋まるやわらかい雪は、斜度がなくなると途端に重くなり動けなくなります。
やらなきゃうまくならないけど、かなりリスキーで、やる人が少ないからその場所にパウダーが残っているんですね。
ともあれ、誰もいない静かな森で、新雪滑走の浮遊感、頭まで舞い上がる粉雪、バックカントリーにはまる気持ちがわかる気がします。